今年も幸運の女神は猛虎に振り向かなかった。真弓新監督の欠席により、南球団社長にくじ引きの出番が巡ってきたが、まさかの結末だ。1位指名した早大・松本が横浜、外れ1位のNTT西日本・藤原が楽天と競合。「つい出てしまった」という左手で封筒をつかんだが、当たりマークは入ってなかった。前夜には「練習なんかせえへんよ。当たるまで引くで」と冗談交じりに話した。しかし待っていたのは、1位指名のクジ10連敗(外れ1位をのぞく)というシャレにならない結果だった。
リーグ戦では巨人に13ゲーム差をひっくり返され、CSも第1ステージで敗退した。悪い流れはドラフトでも変えられなかった。会議の後で、真弓新監督に電話連絡。「究極の残り福に期待しよう」と話しあった。運の問題だから、どうしようもない。「ずっと続いているんで悔しい。2回外れたから、80点かな」と前向きに受け止めた。
外れ外れ1位は最速148キロの台湾人留学生右腕、奈良産大・蕭一傑。「甲子園は台湾にいる時からテレビで見ていたあこがれの場所。僕を選んでいただいて本当にうれしいです」。真弓新監督へのメッセージを問われると「優勝しましょう」と流ちょうな日本語で声を張り上げた。
希望は先発ではなく救援だ。「短いイニングの方がベストを出せるし最終的な夢はクローザー。勝利の方程式に加わりたいし1番に藤川さんの話を聞きたい」。来季は久保田の先発転向でJFKは解散が濃厚。早速藤川、ウィリアムスとの「JFS」結成に名乗りを上げた。(日刊スポーツ)
ドラフトでも阪神タイガースはクジ運悪く、惨敗して巨人、中日に大きく水をあけられてしまいました。
絶対に社長でなく真弓監督に引かせるべきだったのではないか!?
ドラフト戦略の弱さは相変わらずでどうしょうもありません!!


10月30日(木)